目次
Q: 家族が、がん治療の副作用が辛くて治療を続けたくないと言っています。どうすればいいでしょうか？
A: まずは、どのような副作用でお辛いのかを主治医に具体的に伝えましょう。副作用の程度に応じて、以下のような対応が考えられます：
• 休薬をする
• 副作用を軽減するお薬を処方してもらう
• 抗がん剤の減量や治療法の変更
これらの調整で、副作用が軽減する可能性があります。
Q: でも、薬を減らしたり休薬したりすると、がんが進行してしまうのではないでしょうか？
A: その不安はよく理解できます。ただし、休薬や減量は、がん治療を長く続けるための大切な一環です。副作用で心身が疲弊してしまうと、治療自体が難しくなることもあります。無理をせず、主治医と相談しながらバランスを取ることが大切です。
Q: 本人が副作用を我慢している場合、どうすれば気づけますか？
A: ご本人が「家族に心配をかけたくない」と思い、辛さを隠しているケースもあります。そのため、ご家族は日常生活の中で小さな変化や異変に注意し、適切なタイミングで声をかけてあげることが重要です。
ポイント
• 今の治療が非常に効果的である場合や、選択肢が限られている場合は、副作用をコントロールしながら治療を継続することも重要な選択肢です。
• 副作用を無理に我慢しすぎると、体調を崩して次の治療が受けられなくなることもあります。
• 副作用とうまく付き合いながら、休薬や減量も含めて柔軟に治療を進めていくことが大切です。
主治医としっかり相談し、無理のない形で治療を続けていきましょう。